月曜日の朝。病院に電話するが、なかなか電話がつながらない。ゴールデンウィーク明けで混んでるに違いない。ようやく電話がつながったのが2時間後。主治医の先生から電話。入院する前提で、いつでも良いのできてくださいとのこと。予想通りである。
子供たちをどうするか。幼稚園から帰ってきてママがいないと子供たちは衝撃だろう。妻もちゃんと元気になってくるからと、入院する説明しておきたいということで、幼稚園に連絡して早退で迎えにいくことにする。
幼稚園から連れてかえって、4歳の息子が荷物をつめたキャリーケースをみつける。「ママ入院するの?」とすぐわかって、悲しそうな顔。二人ともいやだと号泣。パパも涙がとまらなく、一人トイレに逃げ込む。弱いパパを見せるのは、これ以上やめておきたい。最初の入院のときに見せた涙で充分だ。少し落ち着いてきたところで、病院に向かう。
病院について、車いすを借りて、診察へ。血液検査、心電図、レントゲンを、ぐるぐる回り、先生の診察へ。ゴールデンウィーク前の血液検査の結果。抗TIF1γ抗体陽性。やはり皮膚筋炎で今日から入院とのこと。リムパーザが原因じゃない可能性が高く、また卵巣癌の投薬続けられるかもとのこと。これから入院なのに、変な感じではあるが、少し嬉しい気分。コロナ検査を受け、病棟に向かい入院手続きを行う。
帰宅後、子供たちは意外に元気。おばあちゃんもいるし、少し安心したのだろうか。夜、19時にママに電話するために、ごはんを食べ、急いでお風呂に入る。ママは四人部屋で一人、寂しいみたい。夜寝るときに、娘はママにあいたいよ、と急に泣き出す。やっぱり、我慢してたんだ。
ゴールデンウィーク明けは妻の誕生日。まさか、こんなタイミングで入院するとは本人も悔しかったに違いない。
病気になってから、誕生日とかイベントごとが本当に大事にしたいと思うようになった。元気に祝えるのはとっても楽しいことだし、プレゼントも物質的な欲求以上に、ぬくもりを感じたいし、何より喜んでほしいと心から思う。
誕生日プレゼントも誕生日ケーキも一旦はお預け、退院してから盛大に祝う。それを楽しみに早く元気になってほしい。子供達もケーキ食べるの楽しみにしてる。