バズのブログ

人生楽しく前向きに。読書や育児で日々成長。 妻の癌闘病を機に仕事人間から家族中心に激変。 子育て/読書/絵本/映画/旅行/

<自転車日本一周>⑥鹿児島のおじさん

熊本方面から、鹿児島に向かう、

峠を越えて、汗だく。

 

スッキリしたくて銭湯をめざす。

見つけたのは、地元民が集まる

ちょっと大きめの温浴施設。

 

ちょっと早めの時間だったが、

大きなお風呂でゆっくり、

サウナも入り、スッキリ。

 

風呂上がりに、温浴施設の休憩所で、

ひと休みしているとき、

地元の60歳ぐらいのおじさんに、

どこから来たのか声かけられた。

 

自転車で旅をしているというと、

おじさんが、ビールを一杯ごちそうしてくれた。

 

しばらく話をしていると、

おじさんがご飯をごちそうしてくれる

ことになった。

 

「肉と魚どっちが食べたい。どっちも上手いぞ。」

 

昼間、牛丼たべた僕は

「魚が食べたいです。」と伝えた。

 

すると、おじさん、

「よっしゃ、任せとけ」と、いって

自転車はそのまま置きっぱなしにして、

おじさんの赤い車に乗り込んだ。

 

ついたのは、少し高そうなステーキ屋

あの質問はなんだったんだと思いつつ、

店に入った。久しぶりのステーキに心躍る。

想像以上に肉は美味しく、お酒も結構のんだ。

 

おじいさんは、次行くぞ!といって、

なじみのスナックに連れていってくれた。

鹿児島の焼酎を飲みながら、歌を歌う。

 

「そろそろ帰るぞ。ウチにとまってけ」とおじさん。

温浴施設に戻りテントを張るつもりだったが、

遅くなったし、ちょっと酔ってるし、

そのまま、おじさんの家の泊まることにした。

 

おじさんは一人暮らしだった。

畳の部屋に布団を敷いてくれて、

疲れてた僕はすぐに爆睡。

 

朝はやく「起きろ!行くぞ!」と

叩き起こされた。

 

車で温浴施設まで送ってくれて、

「がんばれよ!」っと、さくっと去っていった。

 

おじさん何者だったのだろうか。

 

おじさん、元気かな。

 

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